2018.5.25-26 炭焼の杜キャンプ研修 【OGサトウのレポート】

マツヤマ・デザイン(以下MD)のOG、サトウです。
毎年恒例のMD春の研修に、OGながら参加させてもらいました。
マツヤマさん、MDの皆さんありがとうございます。
これまでの秋葉山から、今年は場所を変えて炭焼の杜明ヶ島キャンプ場での開催とのことで、なんだかちょっと新鮮&久々のMD研修にちょっと緊張。

私は夕方の講義から研修に合流しました。
(話に夢中で写真がない…。文字多めですがお付き合いください)

今回の研修テーマは「妖怪」。
デザインと妖怪の関係って?と疑問符いっぱいです。
皆さん同じだったようで、マツヤマさんの「妖怪とデザイン???ってなってる人!」に全員が挙手。
…が、マツヤマさんのことですから、最後には「なるほど!」となるのだろうな、と思いながら講義スタート。

以下、ざっくり講義の内容です。
・各自の「私の思う妖怪」について。
・妖怪にはどんなものがいるか。
・妖怪はいつ、なぜ生まれたのか?
・「妖怪のもと」とそれを感じるセンサーについて。
等々、どの話もとても興味深かったです。

特に心に引っ掛かったのは、「妖怪のもと」となったものについてと、それを感じるセンサーの話。
「妖怪のもと」=科学や理屈で分類や説明のできない世界の残りかす、澱のようなもの。人をゾッとさせるもの。その「妖怪のもと」を感じるココロのセンサーにはプラス・マイナス両方向の目盛がある。温度計にプラス・マイナスがあるのと同じ。だから、美しい・楽しいものを求め、センサー感度を上げようと思うなら、必然的に対極にある「妖怪のもと」のようなゾッとするものへの感度も上がっていく。
マイナス方向への感覚の感度を上げるという概念がなかった私にとって、これは衝撃でした。

昔に比べ、現代社会ではそれらを感じにくくなっているとマツヤマさんは話されていましたが、私もその通りだと思います。
でも、美しいものも、もちろん怖いものも変わらず私たちの周りにあるのだから、自身のセンサー感度をあげればきっと感じられるはず。
だから妖怪だったのかと、それまで「?」がいっぱいだったのが、ストンと落ちる感じがしました。「頭でわかったつもりにならず、自分で体験し、本当の意味で理解することが大切」というマツヤマさんが常に口にしていることに繋がっていたんですね。

そして、講義の後は実技の時間。
…だったのですが、内容はとてもここには書けません。
ひとつ言えるのは、まさに講義の内容を「体験し、理解する」ことができたということ。
私のココロのセンサー感度もあげられた気がします。

1日目の夜は、講義終了後も妖怪談義で更けていきました。

マツヤマさんに教えていただいたこの本と遠野物語、ゆっくり読みたくて研修後に即購入。

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以下2日目の様子です。

朝ごはんは素麺。ドイさんの時間計測バッチリ!で美味しくいただきました。

ゼキさんより伝授のかっぱえびせんonフカヒレスープ。予想以上の美味しさ…!

マサさんの的確な指示でテント・タープの片付けがはやいはやい!

片付けの後はキャンプ場横を流れる川でアマゴの放流です。

軽トラックで運んできたアマゴを…

ポリバケツに移します。頑張るドイさん。

元気なアマゴたち。

左から、アマゴ入りバケツを運ぶミカちゃんとソネさん、ドイさん。

放流〜!

泳ぐ様子はずっと眺めていても飽きません。

以上、MDの研修はやっぱり濃いな、と感じたサトウのレポートでした。

月末に思ふこと デザイナーの求人を見て思ふこと

やれやれ、皆様、月末ですね

株式会社マツヤマデザインもごたぶんに漏れず月末です。
たぶん日本国中、月末だと思うのですが私達も月末です。

お元気ですか?
忙しいですか?

請求書とか、振込みとか、シメキリとか
ありますか?

僕はあります。

昨年もそうでした、一昨年もそうでした。

ええ、月末の10月は大変でした。

ボクの事務所は、基本的に夏は業績が伸びないフシがあります。

夏、遊んでいるからかもしれません。

仕事が無いのでしょうか?

いいえ、あります

嬉しいことに最近は、たくさんお声を掛けて頂いて、アレコレと忙しくさせて頂いております。

しかし、なぜか夏は仕事が収まる(仕上げ終わって納品のことね)ことが無く(たぶんお盆休み等あるのでだと思いますが)、シメキリや最終仕上げを9月、もしくは10月に持ってくることが多いのです。

そうすると、どうなるか?夏前から、夏の間たまった仕事、HPやデザインの最終の波が

10月末を目処にやってくるのです。

そして、10月も終わりということは年末の始まり、つまりこの冬の仕事も今始まるのです。

最後の怒涛の波と、始まりの慌ただしさが同居する月、それが株式会社マツヤマデザインの10月末です。

川がキラキラ輝いて、空がドカンと高くて、車に乗ると熱風みたいになって
たくさんキャンプして、テントの中で星を見て、額から汗をポタポタ流して山に登った時間。

あの夏も終わり、気がついたら秋はあっという間に過ぎ去ろうとして、
そろそろ寝るのに毛布も出さなきゃ寒くてツライよね…なんて季節。
あっという間に、もう年末です。
クリスマスもやってきますよ、年賀状書きました?
そしたら2014年です。年とるの早いわけですよ。
このまま行ったら僕はもうスグオジイチャンになっちゃうんじゃないかと心配になります。

こんなに速い流れの中で、ボクはどれだけ仕事をできるだろう?

こうして約20年近くこーゆー仕事をしていると、
一年の中で、記憶に残る仕事って数件で、
例えば5年経って、「嗚呼、あの仕事面白かったな…」なんて思えるホームページのデザインってけっこう少ないものです。

でも、今月、出来上がる数件の仕事は、たぶんきっと数年経っても、覚えている仕事になるんじゃないかな?って思っています。

なんというか、その時、生きている証しですよね、「イキテイタアカシ」素敵な言葉です。

ボクはけっこう忘れっぽいのですが、今まで製作したデザインやホームページを見るとあっという間に思い出します。

その時、一緒に働いた、力を合わせて一つのものを作った人のコトを。それって素敵なことです。

ほほう、どんなページなの?って思うかもしれませんが、それは今はナイショ。ココでは載せれません。
お客さんの都合もあります、そーゆー事は基本的にボクはFBで個人的に気が向いたら掲載しています。

とりとめもない話になりましたが、もう一つ

今日、デザイナーを志している方の製作した事例のホームページを見る機会がありました。

その製作事例は、「自分のホームページを作ってみよう」的なテーマで製作してあったのですが、

ほとんどの方が、自分のホームページ「私ってこんな人ですよ」というページの製作にも関わらず

「自分の写真を載せていない」ことにスゴク僕は違和感を覚えました。

デザインや、ホームページを製作する職に着きたい人たちが、就職やチャンスをGETする為に製作して
「私はこんな人間です!こんなページが作成できるのです!」と、「自分の能力」と「自分の個性」を発揮できるせっかくの場所に
自分の写真を載せない、載せていてもほとんどの方が目線を入れたり、顔に画像処理をかけて隠していたり、
ひどいものは、海外旅行での写真を掲載しているのですが、一緒に写真に写ってくれた外人さんはそのままで、
当の本人にだけ目線を入れて隠していました。

プライバシーなのでしょうか?
肖像権なのでしょうか?
恥ずかしいのかな?

でも、好意で写ってくれた外国の友人の顔はさらすけれど、自分だけ載せないのは…、ボクにはあまり理解できない感覚でした。

僕は、以前にも、このブログで書きましたが、デザイナーって、芸人だと思っています。
手に職を持って、それだけでゴハンを食べていく芸人です。「行く先々の水に合わねば」の芸人です。

たくさんの方に知ってもらえてナンボ
関係者や同業者、お客様に顔を覚えてもらってナンボ
一度覚えたら一生忘れる事のない「技」や「芸」を身につけて
多くの方に名前と顔を覚えてもらえてナンボではないかと思っています。

それは、お笑い芸人や、プロ野球選手。アイススケート選手と全く一緒なのではないかと思うのです。

プロ野球選手になりたくて高校野球で甲子園を目指す人が、

新聞に出たくない、甲子園の野球中継で映りたくないからと覆面したり
顔隠したりしないですよね、当然、プロ野球選手名鑑にも顔が出ます。出たら一人前ですよね。
お笑い芸人さんは当然ですが、
サザエさんに出てくる八百屋のサブちゃんだって顔を覚えてもらってナンボの気がします。

他の芸人さんと同じく、デザイナーも、「多くの人に発信していく」ということが仕事なのでは無いかと思っています。
たくさん情報を出して、人に、モノゴトや人を紹介していくのに自分だけ隠れたい、自分の顔だけは隠したいってズルクナイ?
そんな風に思っちゃったりします。

そんなこともあって、このブログでは、ボクをふくめ、株式会社マツヤマデザインのスタッフの顔もバンバン出しちゃっています。
なんというか、そーゆー仕事なんじゃないかなぁって思うのです。

顔出されたら恥ずかしい仕事は、しないほうがいい。
あの仕事は、誰がやったの?すごいじゃん^^。
なんて思われる仕事をしたいと思うし、する為には、
大したことはデキマセヌが、逃げも隠れもせず、あたしゃこんな人間ですがガンバッチョリマス!
なんて感じでやるのがいいのではないか?
なんて思う今日このごろなのでした。

テレビについて、ニュースについて。

深夜、家に帰ってテレビをつけた。ニュースが流れていたので少し見た。
僕は普段ほとんどテレビを見ない…見るのは録画してCMをカットしたアメトークかWOWOWのスポーツかライブ、それと映画。普段のテレビ番組、ニュースやワイドショーはほぼ見ない。

理由は見なくても生きれるから…。

ホントに大事件は会う人が教えてくれるし、ネットのヘッドラインに流れて来る、詳細にオンタイムで知るならテレビより格段に早いし正確だ。(最近は、センゴクの衝突流出映像や地震や放射能、電力会社の件などなどで、僕含め多くの人が「テレビでは本当の事は流せない、都合のいい真実しか流さない」と気づき、知ってる気がする、知りたくなんてなかったのにね…)

まぁ、僕がテレビを見ないのはそんな高尚な趣旨や主義はあまり関係は無く

テレビ見てる時間があるなら仕事したり、飲みに行ったり、やりたいコトがたくさんあるし

見ても良いことなんてほとんどやってない!からなのだけど…

今夜、ニュースを見た。

見て損した…。

深夜まで仕事した後、一人部屋で、誰も「〜で人が刺されて殺されました、や、13年の裁判で少年が死刑に…福島の原発は1年が過ぎても放射能がいまだ…」なんてヤなことばかり聞きたくないと思うんだけど…

みんな見てるのかしら?

ずっと毎日見てたら、オカしくなっちゃいそうじゃありません?

僕、ちょっと見ただけでマホトラかけられたみたいにガクッとMP減りました。

僕の耐性が低いだけかしら…。ニュースとか、アレ、見なきゃ見ないで全然生きて行けると思うですよ。

子供の頃亡くなった祖父によく言われました、

「マンガばかり見てないでニュースくらい見なきゃ馬鹿になるぞ!」って。

でも今は「日本のマンガは世界一のクオリティだけれど、日本のテレビ、特にニュースはあまりにもクオリティが低い」と感じています。見る価値を見いだせない僕がいます。

奥様、テレビばかり見てると馬鹿になっちゃうかもしれませんよ。

(写真は本文とは全く関係ありません、先日のイベントの時のヒトコマです。イベントについてはまた報告します)