旅の裏技 -10度から20度まで対応できる旅の服 アウトドア編

【旅の裏技 -10度から20度まで対応できる旅の服 アウトドア編】

皆さまおはようございます。良い朝ですね。
昨日、天川から帰って来て洗濯して、大相撲を見ながら寝てしまって、起きて大相撲を録画で見て寝た松山です。あ、寝る前に月曜(今日)からの北海道の荷物(とは言っても衣類くらいですが)を荷造りしました。

今、新幹線に乗っています。

静岡は暖かい。20度です。今から行く帯広は今0度。金曜にキャンプした奈良の天川みのずみオートキャンプ場(標高620m)は朝方氷点下になりました。十勝は夜明け前は-5度にもうなっているらしい…。日本は広いですね。

旅をしていると、気温の変化にどう対応するか?が大きな問題になります。何着ていこうか?悩みますよね。

今いる新幹線の中なんてポカポカだし、北海道って室内は静岡より暖かく暖房設備がしっかりしているので上着なんて着てたら暑くなります。

かといって、たくさんの着替えなんて持って行くと(特に冬用)荷物はバンバンかさばるし、飛行機に乗る時は着替えでいっぱいになったトランクを預けたり、ゴロゴロ転がして行くのはスマートではありません。とはいえ、野外で写真を撮ったり、アウトドアを楽しむ場合は-5度、それどころか、雨風に耐える服装を用意していかないといけないわけです。

今回、僕の旅は二泊三日の北海道。荷物はザック一つ。機内に持ち込める大きさです。

荷物は極力減らしたい。

でも、スッゴク寒い時や雨の野外にも対応でき、かつ暖かな気候や室内でも使える服装が必要です。

これ、新幹線の中で時間あったから書き出してみたのですが、アウトドアをやっている多くの友人には当たり前の事なんだろうな…、と思ったのですが、約1000人いる僕のFB友達の中にはアウトドアをやらない人も多いわけで、書いてみようと思ったのですが、

要ります?

この情報?

とはいえ暇だから書きますね(笑)。

僕は、こーゆー時に、登山などで使われる考え方。アウトドアの基本の考え方で対応しています。

それは「スリーレイヤー」って考え方です。

簡単に言うと、3つの役割の服を重ねて対応する方法です。

1枚目、もっとも肌に近い服(ベースレイヤーって言います)で、汗もサラサラ着心地よく。

2枚目、真ん中の服(ミドルレイヤー)は空気を含んで保温する。

3枚目、一番外側の服(アウターレイヤー)で、冷たい風や外気温、雨や風などをシャットアウトする。

というやり方です。

これなら、めちゃ寒い時や雨、吹きさらしの北海道の駅のホームで列車を待っている時も、野外でキャンプや釣りをする時も、突然の雨も大丈夫。

浜松駅で、フリースとベースレイヤー。ザックは40リットルがスカスカの状態。

今、新幹線の中は、無風で暖かいからベースレイヤーとミドルレイヤーの二枚で大丈夫。

もしもし、スッゴク暑かったら、ミドルレイヤーも脱いでベースレイヤー1枚で大丈夫です。

着替えはベースレイヤーのみ、現地でパーティーなどがある時はミドルの変わりにワイシャツを一枚持って行くくらいです。

これでしたら、機内に持ち込める荷物のサイズに余裕で収まるしいつでも快適というわけです。

僕の師匠の残間さんは、長い旅を続ける時もベースレイヤー的なシャツは二枚で足りて「夜シャワーを浴びる時に洗って干しておくんだよー、朝になったらカラカラさ」と笑っていました。世界中を旅した人はさすがです。

 

アウトドアの学校の生徒さんも読んでいるかもなので、今回僕が3レイヤーに何を使っているか?も書いておきますね。

ベースレイヤーは、モンベルの「WIC.ラグラン ロングスリーブT 」。これはコスパが良くてすぐ乾いて着心地がいいから僕は何枚も持っています。今回はザックの中にもう2枚。

ベースレイヤーはこれ、ラグランロングスリーブ。今は3000円だけど、少し前は2400円くらいだった気がする。一年中着てます。

ミドルレイヤーは、ノースフェイスの中厚手のフリース。「ジップイン バーサミッドジャケット」です。これは暖かくて手触り肌触りがフワフワで着心地が良くて肩こらないし【暖か過ぎない】ので非常に使いやすいフリースです。ボリュームが少ないので荷物にならないのもポイントが高いフリースです。あと、これだけでいる時も多いので、ほどほどにカッコがつくのも使いやすいポイントです。

ミドルレイヤーのフリース、ノースフェイスは何だかんだ言っても優秀。価格相応で長く使えます。

フリースのアップ、フワフワであったかい。適度に風が抜けるのがいい。袖に付いているボタンはアウターのジャケットと連結するため。でも僕は連結はほぼしない。理由は一枚づつ脱ぎ着したいから、連結すると、二枚一度に脱ぐ事になっちゃう。初心者の頃は「連結すげー!」って思ったけど、実際には滅多に使わない機能である。

「アウターレイヤー」には今回、パタゴニアの「ウィンドスウィープ・ジャケット」を選びました。これはあまりゴワゴワでなく街で着てもゴツ過ぎず、かつ防水だから雨の中でも大丈夫。ゴアテックスでは無いのですが、大汗をかいて山を登る予定は今回は無いので問題ありません。旅の間、寒い時、野外で活動する時以外はザックの中なのでコンパクトに収納できる事も大切です。

基本的にはこの三枚で20度から-5度-10度まで対応できるはずです。

でも、僕は寒がりなので、実は、3.5枚目に着るダウンジャケットも持って来ています。今回の旅、何があるかわからないから、ホラ、備えあれば憂いなし。って言いますよね。

もしもし万が一の時用にこっそりザックに忍ばせたのは、モンベルの「スペリオダウンジャケット」というダウンジャケット。
これは薄手ですが本当に暖かく、フリースの上に着て、その上にアウターを着たら-10度で笑って冷たいコカコーラ飲めるんじゃないか?ってくらいです。一番大切なのは「軽くてちっちゃくなる事」たった188gサイズは小さいペットボトルくらい。くるくる丸めて小さな袋(付属品で付いてる)に入れてザックの中に、小さいけれど大きな安心。
めちゃ暖かい小さなダウンジャケット。これだけで安心が持ち歩けるなら気にならない重さです。

たまに旅に出る時に僕は現地の天気をあまり調べないので「え?調べてないの?雨だよ!」とか言われたり時には怒られたりするのですが、僕的には「何回天気予報を見たって、雨が晴れに変わるわけじゃないし、雨だろうと晴れだろうとなんとかなる服や道具で行くしかないんだから…、そんな言わなくてもいいじゃないのブツブツ(大きな声では言えない)」と思うのはいつもこんな旅の服で行くからなのかもしれません。

ただ一つ、難点があるのは、「マンションの管理人さんとか、タクシーの運転手さんに、仕事に出かけるように見えない」ということでしょうか?「良いですねぇ楽しそうで、今度はどこに?」なんて聞かれます。一応、仕事の時も多いんですけどね。

 

あ、品川に着きました。

僕の時間潰しに付き合ってくれてありがとうございました。

快適な皆さまの旅に、アウトドア旅のティプス(知恵、裏技)が少しでもお役に立てたら幸いです。

今から乗り換えて羽田に行きます。では行ってきます。