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2024年07月02日

以善会レポート【第14弾】【第15弾】

 以善会(いぜんかい)は、松ヶ岡に関する歴史や建築を勉強し、史料整理などを行っているボランティアグループです。

 活動成果の第14弾第15弾は、掛川藩校の教授松崎慊堂が掛川藩主に提出した意見書について考察したレポートの続編です。

 どうぞご覧ください。

過去の以善会レポート

2024年07月02日

次回の一般公開は7月27日(土)です。                 

松ヶ岡(旧山﨑家住宅)では、毎月第4土曜日の午前10時から午後3時まで一般公開を行っています。

7月の一般公開日は27日(土)です。

令和2年度から行われていた主屋(おもや)の大規模修復が、令和5年6月末で完了しました。

以降の一般公開では、離れや二階屋に加え、修復後の主屋も見学いただけます。

第4土曜日の午前8時から9時は、市民ボランティアによる清掃活動も行われています。

清掃活動はどなたでも参加できますので、興味を持たれた方はぜひご参加ください。

※主屋に引き続き行われている長屋門等の修復工事に伴い、駐車場が狭くなっています。ご注意ください。

 

修復が完了した主屋の外観

松ヶ岡が明治天皇聖蹟に指定された昭和8年(1933)の姿に復元しています。

 

現在、長屋門の修復工事が進行中です。

 

2024年06月10日

文化財建造物修復工事体験会が行われました。

 松ヶ岡の長屋門において、令和6年5月25日(土)、文化財建造物修復工事体験会が行われました。

 参加した約20人の親子は、工事業者から土壁についての説明を受けた後、長屋門の内側から壁土をつける作業を体験しました。

 参加者がつけた壁土は、職人がコテで仕上げを行い、市指定文化財松ヶ岡の一部として、今後の松ヶ岡を守っていきます。

 参加者からは、「普通の土とはちょっと違って不思議な感触だった。」「土の匂いが気になったけど、楽しかった。」といった感想が聞かれました。

参加者は、竹の下地に荒壁土をつける作業を体験しました。
たらいに入った壁土を団子状にし、壁につけて広げていきます。
体験後の壁は、職人が平らに仕上げていきます。
記念として、参加者に手形をつけてもらいました。ここには板壁を張るので、手形は外から見えなくなりますが、内側には残ります。

2024年01月24日

二十歳の集い写真撮影会が行われました。

松ヶ岡(旧山﨑家住宅)において、令和6年1月7日(日)、地域おこし協力隊と掛川市との共催で「二十歳の集い写真撮影会」が開催されました。

これは、二十歳を迎える方々に、ご家族など大切な人と松ヶ岡で記念写真を撮影してもらい、松ヶ岡を人生の大切な場所にしてもらいたいという趣旨で企画したものです。

当日は天気にも恵まれ、二十歳の方とそのご家族約30人が、松ヶ岡庭園や邸宅内で多くの写真を撮影していました。

素晴らしい写真がたくさん撮れましたので、ここでいくつかを紹介します。

2023年11月24日

 掛川藩太田会が松ヶ岡を来訪。市民と交流。                 

  11月12日(日)、掛川藩太田会が松ヶ岡を訪問しました。

 「千葉県太田会」との交流は今年で10回目を迎え、今回は掛川藩に関わりをもった松ヶ岡を訪問し、

市民と親交を深めました。

  特に松ヶ岡内では、掛川藩25代城主太田資始(おおた すけもと)直筆の書や、掛川藩の御用絵師で

あった村松以弘(むらまつ いこう)の富士山と白糸の滝を描いた「瀑布白糸眞図」、掛川藩校の教授

松崎慊堂(まつざき こうどう)の「富士峰の詩」などが飾られ、太田会28名と市民は掛川藩ゆかりの

品々に親しみました。

 太田会の方々からは「今後も繋がりをもっていきたい」、「今度は家族を連れて掛川へ来たい」との

声が聞かれました。 

 掛川藩太田会は、今から155年前(明治元年)、掛川藩は松尾藩(現千葉県山武市)へ移され廃藩と

なりました。太田会は、藩主と移り住んだ人々を祖先にもつ会で、掛川市にある先祖の墓参等を行って       

います。

今回の掛川来訪に際し、市長の出迎えと、歓迎の言葉が贈られました。

           正願寺墓参の後、掛川城 三の丸広場にて。

        市長挨拶は、掛川城 天守閣を背景に行われました。

                  松ヶ岡 主屋の表座敷にて。

       掛川藩ゆかりの品 「偕楽園石碑」(拓本)を見学。

2023年05月29日

主屋の外観が見えはじめました。

令和2年10月に主屋の修復工事開始に伴い設置した素屋根について、屋根の葺き替えや外壁の修理が完了したため、解体を行っています。

これにより、2年7か月ぶりに主屋の外観が見え始めています。

主屋部分の完成まであと少しです。

大型クレーンにより素屋根を解体しています。
修復後の主屋の姿が見えてきました。
素屋根がなくなり、二階屋からの眺めも変わってきています。
2023年01月06日

主屋の修復工事が進んでいます。

令和2年度から進めている主屋の修復工事は仕上げの段階に入りました。

内部の壁の復元や建具の設置が進み、完成の形が見えてきました。

令和4年6月の状況です。
壁を復元する部分の下地が組まれています。
令和4年12月の状況です
土壁の復元が進み、建具も設置されました。
瓦の葺き替えは、なるべく既存の瓦を再利用しました。
向かって右側が既存の瓦、左側が新しい瓦です。
山﨑家の家紋が入った鬼瓦も再設置されました。
令和4年1月 来場者用トイレ整備予定箇所の状況です。
来場者用トイレスペースの状況です。古い部材を傷めないよう、内部に新たに部屋を設けました。
新しく設置した部材を取り外せば、上の写真の状態に戻せるようにしています。
令和4年1月 壁が失われているところに、壁を復元するための下地作業が行われています。
内部の壁や床組みの復元工事なども進み、往時の姿がよみがえってきました。
2023年01月06日

今年も長屋門前に門松が設置されました。

松ヶ岡では毎年、長屋門前に門松が設置されます。

今年も市民ボランティアの方々が、12月末の清掃活動終了後、設置作業を行ってくださいました。

平成25年(2013年)3月から始まった清掃活動は、令和4年(2022年)12月で118回を数えます。

松ヶ岡の保存活用にはこのようなボランティアの力が欠かせません。

冬の厳しい寒さの中、多くの方々のご参加ありがとうございました。

今年も門松が設置されました。
門松設置の様子
清掃前の庭園の様子
1ヶ月で多くの落ち葉が溜まります
落ち葉が片付きました。
12月も一般公開来訪者をきれいな庭で迎えることができました。
長屋門の北側屋根です。
多くの松葉が溜まっています。
こちらも清掃活動により松葉が取り払われました。
清掃活動後には、修復工事を担当する大工棟梁から、工事のミニ解説会が開かれます。
2022年08月07日

修復工事の現地見学会を開催しました。

7月23日、保存活用工事現地説明会を行いました。

今回は、事前申し込みをした25人が午前と午後に分かれ、通常の一般公開では見ることができない工事区域内に入り、工事の進ちょく状況を間近で見学しました。

説明は、伝統建築の専門家であり、工事監理を担当する一般財団法人京都伝統建築技術協会。

「建築物は、地域の気候や文化にあった工夫がされている。地元の建築物を地元の職人さんが修復するということはすばらしいこと」と、工事に伴う調査で明らかになった事実や復元箇所、工事において工夫した点などを解説し、参加者は熱心に耳を傾けました。

屋根工事の状況を見学する参加者
工事に使用している道具の展示と解説も行われました。
2022年04月12日

松ヶ岡を愛する会がふじのくに文化財保存・活用推進団体に認定されました。

松ヶ岡を愛する会は、平成24年12月に設立し、松ヶ岡の清掃活動やPR活動を行っていただいている市民ボランティアグループです。

毎月第4土曜日の朝に行われている定期清掃活動は、令和4年4月で110回を数えます。

文化財保存・活用の長年の活動が評価され、松ヶ岡を愛する会はこのほど、静岡県の「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」に認定されました。

昨年度は、松ヶ岡の建造物や山﨑家の歴史を研究する以善会(いぜんかい)が認定されていますので、2つの団体によって松ヶ岡の保存活用がさらに盛り上がっていくといいですね。

松ヶ岡を愛する会の認定証
定期清掃活動の様子

掛川指定文化財 松ヶ岡
掛川市指定文化財 松ヶ岡 旧山﨑家住宅
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